胎教
胎教は、必ず行わないといけないものではありませんが、お母さんが赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんだり、穏やかな気持ちで過ごすことができれば、赤ちゃんにとって良い影響が期待されます。お母さんにとっては、母親の自覚が生まれたり、育児の練習にもなります。
胎教とは?
胎教とは、妊娠中のお母さんの精神状態や外からの音などの刺激が、胎児に影響を与えるものとして実施されますが、お腹の赤ちゃんへの早期教育と考えたり、お母さん自身のリラックスの時間として考えたりなど、人によって見解にはかなり幅があるようです。科学的にはまだ未解明のようですが、多くのお母さん達によって、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションとして取り入れられています。
胎教の効果とは?
▼赤ちゃんへの影響
3歳頃まではお腹の中にいた時の「胎内記憶」があるとも言われており、「子供に尋ねてみると覚えていた」、「胎教で聞いていた音楽をかけるとすぐ眠ってくれる」など、不思議な話を聞いたこともあるのではないでしょうか。科学的な根拠がないとは言え、効果を実感しているお母さん達は少なくありません。実際、産まれたばかりの赤ちゃんが、お母さんとお父さんの声を聞き分けられるようにと、多くのご家族がお腹の中の赤ちゃんに話しかけています。
▼お母さんへの影響
お母さんの精神状態が不安定だと、妊娠に悪影響を及ぼす可能性があります。気持ちを安定させて、胎児にとって良いことに努めることも胎教です。これから迎える新しい家族に思いをはせながら、毎日コミュニケーションをとると、楽しい妊娠期間を過ごすことができます。特に胎動を感じるようになると、多くのお母さん達が胎教を楽しめるようになるようです。
胎教はいつから始めたら良い?
一般的につわりの落ち着く5ヵ月頃からが良いと言われています。この頃は、赤ちゃんの聴覚機能が備わり始めるので、脳を刺激して発達を施すと考えられています。また胎動も感じられるようになる頃ですので、お母さんも赤ちゃんの反応を実感することができます。
胎教とはどのようなことをするの?
「胎教」というと教育をしなければと思いがちですが、あくまで赤ちゃんのコミュニケーションですので、気を張り詰めずにゆったりとした気持ちで行いましょう。
▼語りかける
名前が決まってない場合は、是非胎名を付けて呼びかけてあげましょう。散歩や旅行をして、「きれいだね」「おいしいね」と、見たものや食べたものを教えてあげることも良いです。語りかけが苦手な場合は、絵本の読み聞かせが取り入れやすいです。また、お父さんにも積極的に語りかけてもらいましょう。
▼音楽を聞かせる
脳波がα波の状態になるというクラシックが一般的に推奨されていますが、激しい音楽でなければ、お母さんが好きな曲を聴いて心地よい状態であることが一番重要です。教育として、英語などの外国語を聞かせる方も多いようです。
▼スキンシップ
お腹をマッサージして、赤ちゃんからの反応があったら話しかけてあげましょう。また、胎動をしっかり感じる妊娠中期以降はキックゲームがオススメです。赤ちゃんがお腹をキックしたら、その場所をポンとタッチしてあげましょう。それを繰り返し、今度はお母さんからポンとお腹をタッチすると、赤ちゃんから蹴り返してくれます。
参考
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